>

「遺伝子検査」とはなんですか?

遺伝子検査で何がわかるのか

日本では多くの人が病気になってから病院に行きます。命に直接関わらないものであればそれでも問題はありませんが、直接命をおびやかすような重大な病気の場合、耐えがたい症状が出て病院に行く頃には既に手遅れということも決して少なくはありません。
遺伝子検査では、その人が生まれつきなりやすい病気や、持って生まれた体質などを知ることができます。もちろん、検査でかかりやすいと判定されたからといって必ずしもその病気にかかるわけではありません。巷にはあらゆる喧健康情報が溢れ返っていますが、病気の発症原因は約70%が環境要因、残りの約30%は遺伝要因です。病気を予防するためには自分の遺伝子の「型」を知り、自分がかかりやすい病気を中心に置いた環境要因に対する予防策を立てることが肝心と言えます。

何故遺伝子検査を受けるのか

病気のかかりやすさは、親から子へと引き継がれる遺伝性の部分があります。また親はかかっていなくても、祖父母や叔母叔父などの親戚がかかった病気が自らもかかりやすい可能性があります。
遺伝子検査の中で、現時点では発症していない遺伝性疾患病気について、今後発症する可能性を調べるものを「発症前診断」と言います。数年前、乳がんの発症前診断を行った結果、乳房を切除したハリウッド女優のニュースが日本でも流れました。親族が乳がんを発症していたため検査を行ったようで、やはり発症する確率が高いことが医学的に証明されたからでしょう。
しかし、高い確率で発症するかもしれないという結果が出たからと言って、必ず将来的にその病気を発症するというわけではありませんが、倫理的観点から「治療法や予防法が確立していない病気」については原則として検査を勧めるべきではないとされています。